原田ひ香さんの
「復讐屋 成海慶介の事件簿」
を読みました。
復讐屋という言葉に惹かれて本を開きました。
義父母と同居させられている嫁が
義父母と夫に復讐する話かと思ったら
違いました。
パワハラ上司に復讐する話かと思ったら
違いました。
理不尽な要求をするクレーマーに
復讐をする話かと思ったら
違いました。
コテンパにやっつけられるという
話ではありません。
でもなぜか
復讐したいと思っていた依頼人が
最後は満足する話でした。
依頼人が前を向き
すっきりしてこれから先の人生を送れるだろうなあ
と思わせる結末でした。
そして復讐したい依頼人が正しいというわけでもなく
実は復讐される方もワケがあって
やっぱり結果的には因果鳳凰となるのだな
と思わせてくれる話でした。
5つの復讐のお話
1 サルに負けた女
2 オーケストラの女
3 なんて素敵な遺産争い
4 盗まれた原稿
5 神戸美菜代の復讐
それにしても
セレブ相手の復讐屋。
手付金が100万円って
それを払ってでも復讐したい人がいる世界。
そういう感情を持っていないこと
人間関係に惑わされていない今現在。
心が平安な今が良いなあと思います。
P47
「神様の言葉なんだ。
復讐するのは自分だ、
神である自分が復讐するんだから
お前たち人間は復讐しなくていいんだよ、
っていう意味」
(成海 慶介)
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