母さっちゃんが夜中にワタシを起こした翌日。
起こすとしかめっ面の母。
あら、まだ心配事が頭から消えないか?
「お母さん、昨日の夜のこと覚えている?」
「覚えてるのよ。」
ご機嫌ななめの様子。
「ご飯食べる?」
「食べない。」
「温泉卵食べる?」
「食べない。」
「お芋食べる?」
「食べない。」
「じゃあバナナは?」
「食べる。」
よかった。とりあえずバナナだけは食べられそう。
「痛くてたまらないのよ。」
そう言って口内炎を見せました。
どうやらしかめっ面だったのは口内炎のせいだったみたい。
痛くて食べる気にもならないらしい。
とりあえずバナナは食べられたので
薬を飲むことはできました。
朝に飲む薬もいっぱいです。
そういえば脳神経外科の先生が
「うちの中にばっかりいないで太陽の光に当たってね。」
と母に勧めていたことを思い出しました。
「お母さん、今日は〜公園に散歩に行くから
お母さんも行こうよ。
日光浴をしよう。」
そう言うと母は行くという。
よかった。先生の言ったこと覚えていたんだね。
行く気になってよかった。
※
いつもの散歩はウチの近くを歩きますが
今日は
ちょっと離れたところにある公園に行って
そこを歩くことにしました。
そこに散歩に行ったのはリタイアしたばっかりの頃1回だけ。
でもそこなら広々しているので
日光浴をして母に気分転換してもらおうと思いました。
ちょっと出かけるだけでも気分が変わるでしょう。
折りたたみ椅子も持っていって
母にはそこに座ってもらって
ワタシは公園の周りを歩きます。
平らなところなので歩きやすい。
1周は1000歩はいかないぐらいでした。
2周ぐらいしたところで母は寒いと言いました。
太陽が隠れてきたから寒いかな。
駐車場の車の中で待つと言うので連れて行きました。
それからワタシはまた少し歩きました。
初めて行った時この公園では
ラジオが入らなくてただ歩くだけができませんでした。
でもこの日持って行った別のラジオは入りました。
ラジオによって違うのだな。
今年から始めた散歩で使っているラジオは
この公園でも入ることが分かりました。
よかった。また来よう。
※
この日の母は穏やかでした。
前日の喧嘩した時とは大違い。
心配事を口に出すことはありませんでした。
いっぱい眠れたのがよかったのかな。
実家の雨戸が閉まっていたことが普段と違うと思ったのがきっかけになって
過去の記憶もよみがえりパニック状態になったのかな。
ワタシももっと良い声かけをすればよかった。
これが続くようなら
認知症の薬を処方してもらった病院に行って
相談してみようと思います。
今のところ表情は穏やかなので大丈夫そう。
それにもう少しワタシが対応を変えないといけないなと思いました。
穏やかに穏やかに。
ワタシが慌てないこと。
とにかく
母が日光浴ができてよかった。
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