まだ スマホとかグーグルマップとかを使っていなかった頃の話です。
行ったことがあるけれど
そこに行くまでの道順があやふやな時に
それが話題になっていた時のこと。
そこへの道順を
親切に教えてくれる方がいました。
ところが
その方の説明が全然分からなかったのです。
どうしてでしょう。
それは
その方がパチンコ好きだったからです。
つまり
道順の説明が全部
パチンコ屋さんを目印にしていたのでした。
まっすぐ行ったら
パチンコ屋Ａがあるでしょ。
その先を右に曲がって
しばらく走らせると
パチンコ屋Ｂがあるから
その先の信号を左に曲がる。
パチンコ屋Ｃの先をしばらく行くと着くよ。
待て待て待って。
パチンコ屋Ａがまず分かりません。
もちろんBもCも知りません。
ワタシがパチンコ屋さんを知っている前提で説明されるので
全然分からないのです。
ワタシの頭の中には
パチンコ屋さんが全然 入っていないのです。
同じ道を走っていても
ワタシはパチンコ屋さんに興味がないから
ただ風景としか写っていなくて
インプットされていません。
どこにパチンコ屋さんがあるのか知らないので
全体像が掴めず
道順が全然イメージできないのでした。
人は
自分の好きなものを見ているのですね。
興味があるから見ている。
まだガソリンスタンドとか
スーパーとか
レストランとかが目印だったら
分かったのだろうなあ。
その方とワタシは
全然違うものを見て車の運転をしていたのだと気づきました。
同じ世界に住んでいても
見えている世界が違うんだと思った出来事でした。
↓ ↓ 関連ブログはこちら
