誰にでもある
過去の選択への迷い。
もしあの時 違う道を選んでおけば・・・
hinemosunotarifire.hatenablog.com
内館牧子さんの「今度生まれたら」を読みました。
実は 内館牧子さんの本は
「すぐ死ぬんだから」が初めてでした。
とっても面白かったので
図書館でこれを見つけた時にはやったあと思いました。
「終わった人」
「すぐ死ぬんだから」に続く最新「老後」小説!
ですって。
面白そう!!
ところが読み始めて最初は
あ〜あ 読まなきゃよかったと思いました。
70歳の主人公が
自分の人生を後悔する話かと思ったのです。
しかし読み進めるうちに
またどんどん物語の世界に引き込まれ
面白くて また一気読みしてしまいました。
読書の秋です。
面白い本に出会えてうれしい。
どうやら ワタシは
同世代またはちょっと上の世代が主人公の話が
今 すうっと入ってくるようです。
主人公の夏江さんは70歳。
多分 現状の生活に満足していない。
いや心の持ちようというか。
進学・・・あっちの大学にしておけば・・・
結婚・・・あっちの人を選んでおけば・・・
仕事・・・あの仕事をしていたら・・・
後悔しても もう70歳。
人生100年というけれど
あと30年というけれど
健康で生活できるのはそのうちの何年か?
趣味じゃないのよ
趣味じゃ満足しないのよ
夏江さんの老後の生き方の迷いが溢れています。
でも
70歳の夏江さんは自分の生き方を変えようとしていく。
過去は変えられない。
今を変えるのです。
「何があるかわからない先々のために、
今を犠牲にするほどバカなことはない。」
この言葉が心に残りました。
さてワタシはというと
過去の選択
色々あってそれが違っていたら
多分今は違う生活をしていただろうなあと
ふわっと思うことはあっても
もう一度過去に戻ってやり直したいとは思わないです。
振り返ってみれば
やりたいことは結構 実現できてきたなあと思います。
行ってみたいところには行けたし
(まだ行きたいところはいっぱいあるけれど)
ある程度 自分の夢を叶えてきたのが
今の満足につながっています。
ワタシの人生 気に入っています。
「何があるかわからない先々のために、
今を犠牲にするほどバカなことはない。」
確かにそうだなあ。
今を楽しむ。
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