東野圭吾さんの
「透明な螺旋」を再読しました。
1年ぐらい前に読んで
その後「むかし僕が死んだ家」をつい最近読んで
また読みたくなったのです。
図書館に行ったら
運よく「透明な螺旋」があったので借りてきました。
そして ある観点を持って読むと
出てくる出てくる2冊の作品の共通点。
以下 ネタバレになるかもしれないので
自分で見つけたい方はここでストップ。
共通点
・物理学
・父親は町医者
・高校では陸上部
・6年越しの彼女がいた。
・高校2年の時のクラスメート
・ふられた
・同窓会とかで何度か会った
・向こうは結婚し子供もいた
・どちらかを選べ「今のままでいい」
・中学2年
・本当のものなんか何もない、人間はみんなひとりぼっち
・高校1年の時再婚
あそこにいた少年は、あの家でとうに死んでしまっている。だからあの家にはその少年の見えない死体が横たわっているに違いない、(「透明な螺旋」P291)
読みながら
見つけた時
気づいた時
これもかあとうれしくなりました。
ああ、おもしろい。
これはもう全くの同一人物ではないですか。
東野圭吾さんはいつこの仕掛けを思いついたのだろう。
1994年「むかし僕が死んだ家」
1998年「探偵ガリレオ」
2021年「透明な螺旋」
探偵ガリレオを書く前からだったらすごい。
「透明な螺旋」で
27年前からの伏線を回収したことになる。
2冊の共通点を探しながら読むのはとても楽しかった。
読書にはこんな喜びもあるんだな。
↓ ↓ いつもありがとうございます