ひねもすのたり リタイア生活〜衝動的早期退職ひとり

衝動的に早期退職を決めてしまった。2021年4月リタイア生活開始。

僕とは誰なのか?「むかし僕が死んだ家」

東野圭吾さんの

「むかし僕が死んだ家」

を読みました。

「透明な螺旋」を読んだ後

この本を読んだ方がよいという

どなたかのツイートを見かけて

読んでみたいと思っていたのです。

図書館で検索すると貸出可となっているのですが

東野圭吾さんの棚にはなく

その時は見つけられませんでした。

他にも読みたい本がどんどん出てくるものだから

読みたいと思っていたのに

なかなか手にすることができず

やっと別の棚の中にあるのを見つけて

借りてきたのでした。

 

 

「透明な螺旋」を読んでからもう1年ぐらい経ってました。

この記事のなかに

「レールガン事件」というのが分からないと書いていたけれど

それは最近読んだ

ガリレオ8「禁断の魔術」に出てきた第四章の話だと

さっきブログを読み返して気づきました。

 

 

ついでに言うと単行本のその第四章を

長編に改稿したものが文庫本として発刊されたと知りました。

文庫本も読みたいなと思いました。

 

 

 

「むかし僕が死んだ家」

私(名前は出てこない)と

7年前に別れた恋人(幼い頃の記憶が全くないという沙也加)の二人が

山の中のもう誰も住んでいない家を探索するうちに

断片的によみがえってきて

過去のことが明るみに出るというミステリーでした。

電気もガスも水道も通っていない古い家の中の話で

家の雰囲気そのままに陰鬱で暗い雰囲気が漂って

ちょっと怖くてドキドキしながら読みました。

そんな家の中を探索しながら

だんだんと謎が解き明かされていくのがおもしろかった。

 

 

ワタシは最初

題名の「僕」は語り手のことだと思っていたけれど

読み進めていくうちに

その家に住んでいた男の子のことだと思いました。

(まあ「私」との重なりもあるから「私=僕」とも言える。)

家の中で男の子の日記が見つかったことから

謎解きが進んでいき沙也加が誰なのかが分かっていくのでした。

 

さて

この中に出てくる誰かが湯川学ではないかと

思われます。

いくつか共通点が見つかるのです。

 

しかし「透明な螺旋」jは1年ぐらい前に読んだっきりで

詳しいところを忘れています。

本当は一緒に読みたかったのだけれど

貸出中で借りられなかったのです。

また「透明な螺旋」を読み返してみたくなりました。

一緒に読むとまだ共通点を見つけられるかも。

 

 

 

 

 

1994年「むかし僕が死んだ家」

1998年「探偵ガリレオ

2021年「透明な螺旋」

 

 

 

 

 

 

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