母さっちゃんデイサービス３回目
１・２回目と違って
ワタシから起こされることなく
すきっと起きました。
身支度などもスイスイ。
朝は 軽く温泉卵だけ。
そうじゃないと昼食が食べられないからね。
なかなか いい感じ。
あとはスティックコーヒーをゆっくり飲みながら待てば
のんびりできるはずでした。
ところが さっちゃん
出かける前になって探し物を始めます。
それも室温が低い方の部屋で。
リビングはストーブを点けて暖かいので
そこで待ってほしい。
手袋を持って行きたいらしいけれど
それならそれで前日に探しておけば
朝の寒い部屋で探し物をしなくてもよかったのに。
たぶん 今朝 急に思いついたのでしょう。
ワタシも一緒に探すけれど見つからない。
なんとか中断させ
コーヒーを飲んで待ってとリビングに連れてくる。
トイレに行っておかなくっちゃ
と さっちゃん。
しかし なかなかトイレから帰ってきません。
そして ガタンと言う音。
もう玄関に出ていました。
お迎えの時刻よりも１０分早い。
２回目のお迎えが予定時刻より早かったので
もう出るという。
いや部屋で待とうよと言うも
言うことを聞きません。
靴を履くのも時間がかかるので
それを脱いでまた履くのが面倒みたい。
しょうがない。
外に出よう。あと１０分あるけれど。
階段をゆっくり降りて外に出る。
晴れているので太陽の光はありがたい。
しかし風がひゅううとふいているのでした。
一旦 外に出たけれど
やっぱり寒いので引き返し
建物を壁にして
日の当たるところで待つ。
しばらく待って
お迎えの車がやってきて
さっちゃん 乗って行きました。
部屋に帰って時計を見ると
お迎え予定時刻でした。
はあ、やっぱり部屋の中で待てばよかったじゃん。
楽しみにしていると言うよりも
お迎えの人を待たせてはいけないという思いの方が強い感じでした。
テーブルを見ると
さっちゃんのカップには
まだ半分コーヒーが残っていました。
部屋でゆっくり待っていてくれたら
ワタシもその間 自分のコーヒーでも淹れて飲めたのに。
いや
そうなのです。
そうしようと ストーブのお湯をポットに入れて
残りのお湯でコーヒーを淹れようとしていた時に
さっちゃんは玄関に出たのでした。
ワタシもさっちゃんも
ゆっくりコーヒー飲めたじゃん。
母とワタシは違う人間。
ワタシの思っている時間軸で
思い通りに動かすのは難しいのでした。
と言うことで
朝からリズムが狂っちゃって
ふうっと落ち着いて
コーヒーを淹れて飲んだのは
部屋に帰ってきてから
１時間後でした。
でもまあ
さっちゃんが嫌がらずにデイサービスに出かけて行くと
ほっとしている自分がいます。
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