ひねもすのたり リタイア生活〜衝動的早期退職ひとり

衝動的に早期退職を決めてしまった。2021年4月リタイア生活開始。

早期退職して退職金で喫茶店を始めるも潰してしまった「喫茶おじさん」



原田ひ香さんの

「喫茶おじさん」

を読みました。

 

主人公は会社の早期退職制度で

割増退職金を得て それを元手に喫茶店を始めるも

半年で潰してしまった 

57歳、バツイチ、無職の 松尾純一郎さん。

妻と娘がいるけれど現在一人暮らし。

無職になって純喫茶巡りを趣味にしようと思いつきます。

 

早期退職した時期と年齢が近いのもあって

親近感を持って読みました。

 



 

主人公は周りの人から何もわかってないと言われます。

 

1 娘 亜里砂 から

  お父さんって、本当に何もわかってな

2 前妻 登美子 から

  あなたは相変わらず、何もわかっていない人なんですねえ

3 元アルバイト学生 斗真 から

  何もわかってなかったんですねえ

4 元同僚 松井 から

  お前は本当に、何もわかってないんだなあ

5 喫茶店開業教室の同級生 さくら から

  松尾さん、自分のこと、本当にわかってないのねえ

6 妻 亜希子 から

  あなたって本当に何もわかってないのね

 

読み進めると

それが何だったかわかってくるような。

いや

主人公はわかったんじゃないかな

と思われます。

 

主人公が喫茶店巡りをする中で

おいしそうな喫茶店メニューが登場します。

ワタシも食べたい。行ってみたい。

文章を楽しみたい方は

下に紹介する 作者 原田ひ香さんのTwitterの写真は

読み終わってから見ると良いかも。

 

 

 

ワタシは主人公がうらやましくなりました。

それは

純喫茶巡りをすることができる環境があるということ。

 

その時間もお金も食欲も場所もあるというのは恵まれているなあ

と。

 

最近ワタシは以前のように

たくさん食べられなくなりました。

いや少食になったのではなく

前までがたくさん食べられていたので 

年相応になったということかな。

主人公は喫茶店巡りを趣味にするだけあって

1日に何件も喫茶店を はしご して

おいしいコーヒーやその他のドリンクと一緒に

モーニングやらサンドウィッチやらをたいらげます。

おいしく食べられるお腹がうらやましい。

 

 

無職なので時間はあるにしても

介護の心配なく

自分のために全部の時間を使えるというのもうらやましい。

でも家族がいないのではなく

それぞれが健康でいるという状態。

主人公も病気の心配なく

なんでも食べられる健康体だし。

 

そして

周りにたくさんの純喫茶があるということ。

有名な純喫茶にすぐに行ける環境がうらやましい。

たくさんの中から選べるのが良い。

車がなくてもそこに行ける身軽さ。

 

もしかして

主人公が「わかってないなあ」と言われることと

少しは関係あるかも。

 

最後は

主人公は身軽になったなあ。

よかったなあと思いました。

 

 

 

何はともあれ。

年末に読書ができていることがしあわせ。

ワタシには分かってないことも多いし

ないものも多いけれど

恵まれているなあとも思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

原田ひ香さんのTwitter

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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