水曜どうでしょうという番組を知ったのは
もう その番組が終わってからずっと後。
多分 スカパーで見たのが最初。
すっかりファンになり
札幌の放送局HTBまで行って
水曜どうでしょうグッズを買ったり
番組の終わりに出る場所に行ってみたり
したこともありました。
水曜どうでしょうでは
色々な旅をしていて 面白い。
好きだったのは
サイコロの旅
深夜高速バスの旅
それから
海外のドライブ旅。
それから
スーパーカブの旅。
行き当たりばったりの旅というのがいいのかも。
今なら
出川哲郎の充電させてもらえませんか
も好きです。
これも行き当たりばったりの旅ですね〜。
そして
水曜どうでしょうを知る前
今から多分３５年ぐらい前の夏の日。
ワタシも スクーターでちょっとぼうけんをしたなあと
思い出しました。
大学１年目の夏に 自動車の運転免許を取りました。
それから中古のスクーターを買って
大学のある街だけをスクーターで走っていた ワタシ。
大学の夏休みに ふと
帰省するのに このスクーターを使ってみようと思いました。
長い距離を走ったことはありません。
道は？
知りません。
いつもは列車を使って帰省していました。
一番速かったから。
たまには長距離バスも使っていたかも。
だから 道は何となくわかるだろうと思いました。
長距離を走るので
時々エンジンを休ませながら走れば
午前中に出て昼間ぐらいには着くのではないかと思いました。
どうなったと思います？
途中までは
大きな道を走りました。
きっと車のドライバーさんには迷惑だったことでしょう。
大きいな道を
時々 休憩しながら走って
初めて入るドライブインで
ランチも食べました。
今なら平気ですが
一人で初めてのお店でご飯を食べることも
ちょっとした挑戦でした。
途中までは順調でした。
今ならナビとかスマホとかあるけれど
頼りになるのは道路の案内標識だけ。
道路地図は持っていなかったと思います。
携帯なんか持っているはずはありません。
多分
半分以上 ２／３ぐらいは走ったところで
実家の方の地名を道路の案内標識で見つけ
そこで横道に入りました。
そこからすぐにまた道を折れなければいけないところを
真っ直ぐに進んでしまいました。
これまでは
何とか記憶にある道を走っていたのに
途中から
全く知らない道に入りました。
迷子になりました。
引き返せば良いものの
また道路の案内標識の地名を頼りに
知っている地名の方に
曲がり続けました。
ますます迷いました。
昼間には実家に着いているはずだったのに
だんだん暗くなってきました。
折れて
折れて
曲がって曲がって
ようやく知っている道に出た時はほっとしました。
そこから
やっと実家に辿り着いた時には
もう真っ暗。
夜になっていました。
今思うと
よく 一人で
スクーターで
一度も走ったことのない道を
帰る気になったなあ と。
でも
出発する前は
わくわくでいっぱいだったんですよね。
そして
途中はドキドキ。
いやあ
若いっていいね。
変な自信がありました。
できるはずって
これぐらいできるって。
これがワタシの夏のぼうけんでした。
今でもあのわくわくとドキドキは
いい思い出になっています。
ちなみに
また大学のある街まで
スクーターで帰らなければばならなかったのですが
帰りは
半分ぐらいの距離のところまで
実家のトラックに乗せてもらって
運んでもらいました。
そしてまた
大きな道路を
スクーターで走って
大学のある街まで帰ったのでした。
遠い夏の日の
小さなぼうけんの思い出でした。
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