最近
「スナック キズツキ」というドラマを見ています。
ＢＳテレ東で
日曜の夜（月曜０：００〜）
放送されている番組。
（多分再放送かな。）
フィンランドとか北欧風とか出てくるなあと思ったら
益田ミリさんの原作がドラマになったものでした。
「スナック キズツキ」は
傷ついた人がたどり着く
お酒を置いていないスナック。
原田知世さんがママさんで
毎回 傷ついたお客さんがやってきます。
録画していた第４話を見ました。
スナック キズツキ｜民放公式テレビポータル「TVer（ティーバー）」 - 無料で動画見放題
４話の中で
「ノルウェイの森」からの引用が出てきます。
「お金持ちであることの最大の利点てなんだと思う？」
「お金がないって言えることなのよ。」
そしてお客である瀧井くんはつぶやきます。
「お金がないとは言えなかった。」
「知らないなんて言えなかった。」
「知らないと言えることが金持ちなんだ。」
「他にどんな世界が広がっているかなんて想像したこともなかった。」
「選択できることが富を持つものの最大の利点なんだ。」
「知らなかったんだ。何が選択できたかさえも。」
母子家庭、
費用のことを考えて
行きたかった大学に行かなかった瀧井くん。
選べなかった世界がある。
ここのところで
ほんのちょっとだけ自分と重ね合わせてしまい
ふっと切なくなりました。
大学に行けたことには感謝。
授業料免除と奨学金２つとバイトと寮生活。
好きなことではなくて
一人で生きていける職業として選んだ職場。
今のワタシはしあわせだと思う。
でもふと自由に職業を選べるぐらいだったとしたら
どんな人生が送れたのかなと思う。
まあ
あの時の自分がいて
今のワタシがいる。
中学の時に「豪華客船で世界一周をしたい。」
って憧れた。
同じ学年の子が
アメリカにホームスティに行ったと聞いて
ワタシも行きたいって思った。
だからってわけではないけれど
お給料をもらえるようになって
海外旅行のツアーに参加したり
ひとり旅をするようになったり
クルーズ船に乗ったりした。
豪華客船で世界一周はできなかったけれど
行ってみたいところには旅行できた。
あの時のワタシが
今の 貯金で生活しているワタシを作っている。
この４話を見て
ほんの少し切なくなっただけ。
ほんの少し思い出しただけ。
瀧井くんも
しあわせな過去を思い出して
元気になった。
ないものを数えるより
あるものを数えた方がいい。
みんな誰かに傷つけられて
みんな誰かを傷つけている。
「スナック キズツキ」には
傷ついた人がやってきます。
そして最後は癒されて帰っていきます。
楽しみなドラマです。
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