ひねもすのたり リタイア生活〜衝動的早期退職ひとり

衝動的に早期退職を決めてしまった。2021年4月リタイア生活開始。

「カルト村で生まれました。」「さよなら、カルト村。」高田かやさんのコミックエッセイを読みました

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前々から読んでみたいと思っていた

コミックエッセイを図書館で見つけました。

高田かやさんの

「カルト村で生まれました。」

「さよなら、カルト村。」

「お金さま、いらっしゃい!」

です。

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 「お金さま、いらっしゃい!」については

また別の記事で書きたいと思います。

 

まずは

「カルト村で生まれました。」

「さよなら、カルト村。」

について 読んで思ったことなど

書き残しておきます。

 

作者の 高田 かや さんは

生まれてから 19歳まで「カルト村」で生活しています。

カルト村といっても

農業を基盤とした生活共同体だったそうです。

 

両親は 自ら選んで入った共同体だけれど

そこで生まれ育った子どもたちは

世間一般の家庭生活からはかけ離れた

その共同体独自のルールで生活していて

それが 普通になっているところに怖さを感じます。

 

その生活は ちょっと衝撃的です。

作者の 高田 かやさんがそこで生活していた当時のことだから

今はまた少し状況が変わっているのかもしれないけれど

小学生になるころからは

親と離れて

子どもだけの集団生活をして

朝早く起きて労働をして

朝食抜きで学校に行き

その日の初めての食事が学校の給食。

食事は昼夜の2回だけというのは

その共同体のルール。

それに加えて

子どもたちの面倒を見る世話係の大人の考えで

この子どもたちの生活に新たなルールが加えられている。

たくさんの子どもを 世話係という一人の大人がみるわけですから

体罰ありの恐怖支配。

平手打ち

暗いところに閉じ込める

食事なし

なども世話係の機嫌で決まることも多く

これは子どもだったら従うしかない。

生まれた時からそこにいるわけですから

それが普通なわけです。

 

他にも

村が目指す理想は所有のない社会ということで

全てのものが共有で自分だけの所有物はないに等しいことや

お小遣いがなくて お金を持つことがないことなども

衝撃的でした。

 

いやいやいや〜

共同生活が苦手なワタシには

耐えられない生活です。

学校でも帰ってからも共同生活だなんて窮屈。

全ての時間において

自分の行動を決められている生活って

一人の時間が必要なワタシには耐えられないだろうなあ。

それでも

それが当たり前の中で育った作者は

ルールの中でたくましく育って

しっかり自分を作っていったのだなと思います。

おかしいところに気づいたり

時にはハンガーストライキをしたり

「ここは私のいる場所じゃない。」

と村を出ることを決めて19歳で村を出て

一般社会で暮らすことを決めて

それを実行できてよかったなと思いました。

 

やりたくないことをしなくて良い。

これは

リタイア生活を選ぶことにも通じるものがあります。

 

おかしいと思うところから

逃げてもいいんです。

 

コミックエッセイなので

なかなか濃い内容も

ほのぼのした絵と文で

情報が入ってきます。

そして

こんな生活をしていた子どもたちがいたのだと

今もいるかもしれないのだと

知ることができました。

このような共同体で生活している大人の人も

いっぱいいるのだと知りました。

色々な価値観があるのですね。

 

さて

所有することとお金を使うことを知らずに育った作者は

一般社会にでて

どんな生活をしてどんなお金の使い方をしたのか

これについては

 

に 書かれています。

これについては

また 書きたいと思います。

 

 

 

  

 

 

 

 

  

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