東野圭吾さんの「夢幻花」を読みました。
この作品との出会いは珍しいルートでした。
いつもは 本の題名とか内容から
読みたいと思って借りてくるのですが
今回は
黄色いアサガオというキーワードを
検索してこの作品にたどり着きました。
黄色いアサガオの画像検索をしているうちに
それを題材とした東野圭吾さんの作品にたどり着いたのでした。
文庫本
はあ〜
おもしろかった。
久しぶりに 本ばっかり読んで一日を過ごしました。
久しぶりのミステリー。
最初のプロローグ1とか2とかの部分は
あまり入り込めなくて
時間がかかりましたが
その後は 読むのを止められなくなって
結局最後まで一気読みでした。
読み終わってみれば
最初の2つのプロローグが
重要なエピソーダだったと分かります。
いやあ
伏線回収見事でした。
さすが東野圭吾さん。
良質のミステリーを読むと
その世界に引き込まれ
長編映画を見た後のような
その世界にいるような感じが残ります。
ミステリーだけではなくて
小説もそう。
こんな読書の楽しみを味わえるのも
時間を自由に使える今の生活のおかげ。
ほんと
一冊の本で世界が広がる。
いつの間にか違う都市の違う空間にいるような気になる。
自分が別人になってそこにいる気がする。
さて 東野圭吾さんの「夢幻花」
黄色いアサガオが出てきます。
江戸時代 黄色いアサガオがあったんですって。
しかし絶滅していたところを
遺伝子操作で復活したとのこと。(2014年)
「夢幻花」は
まだ黄色いアサガオが復活する前の
2002年〜2004年の連載をもとに書き下ろし
2013年に出版された作品。
事件は
一人の老人 秋山周治 の死から展開していきます。
その孫娘 大学生の 秋山莉乃 と
大学院生 蒲生蒼太 の若い二人が協力して
老人の死に関係があると思われる黄色いアサガオのことを調べていくうちに
事件の真相に迫っていくというもので
それまで関係ないと思っていたことや人がつながっていって
最後は 訳が分かって すっきりしました。
この ああ そうだったのかと気づく瞬間がいいのよね。
誰にも邪魔されず読書に集中できるのはしあわせなことです。
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