夜中でした。
もう さっちゃん(母)もワタシも寝室に入って
寝ようとしていた頃。
突然
さっちゃんがワタシの寝室にやってきました。
「のそら〜 目薬さして〜。」
どうやら お風呂に入った時に髪を洗って
その後 目に違和感があったらしい。
実はさっちゃんは目薬を上手にさせません。
できるんだけれど
目頭に目薬の容器に当てないとさせないのです。
ひっつけないと目薬を入れられない。
それってバイキンが入りやすいからやめたほうがいいよ
と注意したら
それ以降 助けて〜と目薬を持ってくるようになりました。
片手でさっちゃんの目を開き
もう片方の手で目薬を落とそうとするのですが
その日は
さっちゃんの目がぎゅっと閉じたまま。
「お母さん、目が開いてないよ。
これじゃあ、目薬がさせないよ。」
「うん、うん。」
どうにか左目は薄く開いたのでさすことができました。
そして右目。
また同様に目薬をさそうとするのですが
もう これがまた
左目以上に堅い。
開こうとすればするほどぎゅっと目が閉じるのです。
「お母さん、目を開けて。」
声をかければかけるほど
ぎゅっと閉じる目。
目が開かない。
目薬がさせない。
「お母さ〜〜ん。目薬させないよ〜。」
さらに力を入れるさっちゃん。
小さな目がさらに小さくなる。
とうとうワタシは笑い出してしまいました。
釣られてさっちゃんも笑う。
しかしながら
目は開かない。
二人とも笑い出し、今日はあきらめようとなりました。
夜中に二人して大笑い。
小さなさっちゃんの目がさらに小さく硬く閉じて
どうしても開かなかった。
夜中に声を出して笑うなんて
なかなかないなあ。
二人暮らしをしているからこそです。
一人の時間が持てなくて
う〜と思うこともあるけれど
やっぱり二人だと
こういう時にいいなと思います。
一人暮らしだったら
ワタシの場合一日中 誰とも話さない日が
ずうっ〜〜〜〜と続いていたと思います。
だから今は二人暮らしでよかったなと思います。
一時は毒親だと思っていました。
だったのかな。
病気のせいだったのかな。
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でも一緒に暮らすうちに
お互いに慣れてきました。
さっちゃんは
歳をとるにつれて子どものようになっていくなと思います。
口喧嘩もするし
お互いに不満もあるだろうけれど
折り合いをつけて暮らしています。
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