二十四節気大雪の朝。
今期の最低気温を更新したという。
九州の南でも氷点下を観測したところもあるとか。
この辺りはどうだったのかと
ウェザーニュースを見ると外気温４℃だったみたい。
だんだん冬も本格的になってくるのだな。
室温も１０℃と低く
部屋も寒かった。
それでも部屋には燦々と陽の光が注ぐ。
でも部屋が暖かくなるには時間がかかるだろう。
ストーブを点けた。
珍しく昨晩はストーブを点けずに過ごしたから
ポットのお湯も残り少なかった。
いつもなら
ポットのお湯を湯たんぽに移し
新しく沸いたお湯をポットに入れて
白湯を飲むところ。
ストーブの上に新しい水を入れたヤカンを置いて
またベッドに戻る。
ヤカンのお湯が沸くまで
しばらくはベッドに入って本を読もう。
昨晩からまた「れんげ荘」を読み出した。
これを初めて読んだのはまだリタイア生活に入る前だったんだなあ。
主人公キョウコの貯金生活ひとり暮らしの始まりを
期待を込めて読んでいたのだった。
今はまた違う心境で読む。
例えば貯金生活ひとり暮らしを始めたばかりのキョウコさんが
何もしなくていいのかと感じるところ。
それで良いと言えちゃう。
やることがないと言えるぐらい
すっきりさっぱりした生活を始められたキョウコさんを
すごいなあと思う。
キョウコさんの新しい生活と
自分のリタイア生活の始まりを思い出して
懐かしく感じる朝。
ワタシは
リタイア生活初日から
遠くまでドライブし用事を済ませ
ランチに行き
さらに公園に行って桜を見て帰ってきてから
再度
国民年金の手続きのため役所に出かけたという盛り沢山の忙しい日だった。
初日からバタバタしていたのだった。
もっとリタイア生活初日をじっくりと感じる日にしてもよかったのかも。
でもきっとワタシの性格からして
あれもやらねばこれもやらねば
やること済ませてゆっくりしたいと言う心境だったのかも。
あの頃は高揚感があってあちこち出掛けていたけれど
今はずいぶん落ち着いてきたなあ。
れんげ荘を読みながら
自分のリタイア生活初日と
キョウコさんの初日を比べた朝でした。
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