ひねもすのたり リタイア生活〜衝動的早期退職ひとり

衝動的に早期退職を決めてしまった。2021年4月リタイア生活開始。

母の緊急手術から3週間

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母がくも膜下出血で倒れて

緊急手術をしてから3週間ほど経ちました。

 

先日 担当医の先生から術後の経過を聞いたところでした。

 

看護師さんからも母の状態を聞きました。

 

命の危険は無くなったものの

後遺症は残るということでした。

 

そして

緊急手術から3週間

脳の血管の状態を調べるために

血管造影検査をするので

その間 家族は病院で待機が必要とのことで

行ってきました。

 

予定時刻のかなり前に病院について

待合室で待っていると

検査の開始時刻になり

名前を呼ばれました。

 

ストレッチャーに乗った母が現れました。

3週間前倒れて救急車で運ばれ

緊急手術をすることになって見送ってから

ずっと直接会えていませんでした。

それがやっと母の顔を見ることができました。

すぐ近く そばに行くことはできませんでしたが

顔が見える場所から。

 

母はワタシの顔を見るなり

「のそらちゃ〜〜ん」

と言いました。

ああ、

自分からワタシの名前を呼びました。

ワタシが分かるのね。

 

「お母さん、今から検査だね。

 行ってらっしゃい。」

 

「行ってきま〜す。」

と母は手を振って検査室に入っていきました。

 

会えました。

3週間ぶりに会えました。

声が聞けました。

視線が合いました。

名前を呼んでくれました。

うれしかったです。

リモートで話をした時よりも

しっかりしてきた感じがしました。

うれしかった。

会えてうれしかった。

 

あとは待つだけでした。

ずっと待つだけでした。

 

1時間から1時間半で終わると聞いていたので

1時間を過ぎた頃から

検査室の扉のところをずっと見ていました。

開くのを待っていたのです。

しかし1時間を過ぎても1時間半を過ぎても

検査室の扉が開きません。

何か検査で見つかったのか?

何かあったのか?

不安が募りました。

まもなく2時間になるという時に

ストレッチャーが検査室に運び込まれました。

 

終わったんだ。

 

ワタシは待合室の椅子から立ち上がり

検査室の近くに行き待っていました。

しばらくすると

ストレッチャーに乗った母が出てきました。

母の意識はありました。

目が合いました。

 

「お母さん、がんばったね。

 終わったね。よかったね。」

そう言ってから

「ご飯を食べて元気になってね。」

と声をかけると

 

「食べられないの。」

と 母。

 

「少しずつでも食べて

 元気になってね。

 また来るね。」

 

「またきやん。(また来なさい)」

 

そう言って別れました。

3週間ぶりに母と直接話しました。

会話ができました。

ありがたいことでした。

 

会えただけで

ワタシはずいぶん元気になりました。

よかった。

ちゃんと母はいる。

安心しました。

 

しばらくして呼ばれて

検査の結果を聞きました。

 

それによると

経過は順調とのことです。

しばらくしたらリハビリに入れるでしょうと。

 

よかった。

 

ありがとうございます。

ありがとうございます。

 

まだ水頭症が起こるかもしれないという心配も残っていますが

それは今考えてもしょうがない。

 

3週間ぶりに母に会えて

ワタシはとっても元気になりました。

母が帰ってくるのを待ちます。

 

 

 

 

 

 

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