人を操り支配する奴が怖い 「マリアビートル」

伊坂幸太郎さんの

「マリアビートル」

を読みました。

殺し屋シリーズの２作目。

ワタシは４作目の「７７７　トリプルセブン」を最初に読んだので

それに出てくる　運に見放された殺し屋「天道虫」が出てくる

「マリアビートル」を読みたかったのです。

本当は順番に読んだ方が良いのかもしれないけれど

これを先に読みたかった。

読むのに時間がかかりました。

なぜかと言うと

王子と言う邪悪な中学生がとっても怖かったからです。

いやあ

とっても怖い。

こんな人が近くにいたらと思うと震える。

子どもだと侮っていると命取り。

自分では手を下さず人を操って動かす。

中学生（王子）が大人を操ると言うか支配するのが怖い。

周りの人を下に見ている。

相手に絶望感を持たせることを楽しんでいる。

怖い〜。

走行中の新幹線に

殺し屋たちがたくさん乗っています。

新幹線内（東京発盛岡行き）

・王子（性格の悪い中学生）

・木村（元殺し屋　

　　　　我が子に重傷を負わせた王子に復讐するために乗り込んでくる）

・蜜柑（殺し屋）

・檸檬（殺し屋）

・天道虫（不運な殺し屋）

・スズメバチ（殺し屋）

・狼（殺し屋）

・鈴木（塾講師）

新幹線外（東京）

・アサガオ（殺し屋）

・？　　　（殺し屋）

・仲介業者

はたして　不運な殺し屋「天道虫」は

本当に運が悪いのか？

不運の中で幸運というか。

殺し屋としてかなり強いことは確か。

でも　トランクを持って新幹線から降りるという仕事は

邪魔者が入って　なかなかに困難に。

その辺は　やっぱりツキがない。

でもでも　最終的には　生きている。

最後が好きでした。

そうなったかあ。

伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズ（角川書店）には

スピンがついているのも好きだなあ。

でもまあ、くよくよしててもしょうがないんで、

生きてるみたいに生きてみようと思ったんですよ

いい知らせと悪い知らせがある。

寝起きと言えば、だ。寝起きが悪い殺し屋の話を聞いたことがあるか

マリアビートル （角川文庫） [ 伊坂　幸太郎 ]

マリアビートル (角川文庫)

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