ひねもすのたり リタイア生活〜衝動的早期退職ひとり

衝動的に早期退職を決めてしまった。2021年4月リタイア生活開始。

全てを忘れてしまった「記憶喪失になったぼくが見た世界」

坪倉優介さんの

「記憶喪失になったぼくが見た世界」

を読みました。

18歳で交通事故のため記憶喪失になった坪倉優介さんの手記。

確かずっと前テレビ番組で作者を知って

読んでみたいと思っていたのです。

番組はもう終わりかけだったので

記憶喪失という言葉だけが残り

それはどんな感じなのか知りたいと思いました。

図書館にあるのはわかっていて

探してみるも見つからず

ずっとそのままでしたが

久しぶりに図書館で検索してみたら

最初探していたところからその後に場所が移動したようで

やっと見つけて借りることができました。

読んでみると

記憶喪失って想像以上に大変なことだと知りました。

18歳までの記憶が全てなくなってしまって

口に入れたものの味も初めての味と感じて

食べ物を噛んで口を動かして飲み込む

ということも教えてもらわないとできない。

眠るということも分からない。

ひらがなも忘れ最初から覚え直し。

え〜 ということは

ひらがな・カタカナ・漢字・ローマ字など

全て最初からってこと?

坪倉さんは退院後 大学に復学し卒業しています。

最初はノートを取るということも

文字がわからないからできなかったのですって。

再習得する間に前の記憶も蘇ってきたのかな?

でもかなりの労力が必要だったのだろうと思います。

そういえば喋るということ

言葉についての記憶は残っていたのはよかった。

記憶の分野?部屋?が違うのかな?

金銭感覚も忘れてしまいお金の種類から使い方も

学び直し。

人に関する記憶も

自分のお母さんさえも分からない。

新しくインプットしていったのですね。

本人の努力もさることながら

その家族の支えがすごいと思う。

今は草木染作家となった坪倉さん。

18歳以降(事故後)の記憶が積み重なってきた。

それ以前の記憶がよみがえることが一番怖いことだという。

記憶が一度リセットされるということ

ゼロの状態から積み上げた記憶が今の自分を作っている。

だからずっと昔の記憶を取り戻したかったのが

新しい記憶の方が大切になったそう。

記憶喪失になった人の見た世界

ノンフィクションです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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