デイサービスの日。
母さっちゃんは早起きでした。
６時ごろから起き出します。
外はまだ暗い。
まだ早いから寝ていたら
と声をかけるけれど
もう眠る気はないみたい。
いつまでも洋服を置いている部屋から出てこない。
どうやら服を探しているよう。
さっちゃんの記憶と実物が違うものだから
なかなか見つからないのよね〜。
それに今の時期に着る服ってなかなか難しい。
冬服ってほどでもないけれど
秋の服では寒い。
やっと探し出したので
それに合う上着をワタシが選んで渡す。
（さっちゃんは前から服の組み合わせ方がちょっと変なのです。）
しかしリビングにやってきたさっちゃんは
さっきと全然違う服を着ている。
どうやら着てみたら 何か違うなと思ったよう。
中の服が違うので上着は合っていない。
またそれに合う上着を選ぶ。
しかしさっちゃんは何かこだわりがあるらしく
一番良いと思う上着が気に入らず
これは嫌だという。
しょうがないので第２候補を渡す。
ワタシが自分のことをしているうちに
さっちゃん
またさっきと違う服を着ている。
え〜またやり直し？
こんなことしているから
いつも組み合わせが変なことになるんだなあ。
もう一度上着を選び直す。
これにしたら とワタシが選ぶ服では納得しないさっちゃん。
やっぱりこだわりがあるものね〜。
そんなこんなで
この日は出発間際まで服選びでバタバタしていました。
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