ひねもすのたり リタイア生活〜衝動的早期退職ひとり

衝動的に早期退職を決めてしまった。2021年4月リタイア生活開始。

知っていればもう少し優しくできたのに「ぼけ日和」

マンガ「ぼけ日和」を読みました。

原案 長谷川嘉哉さん

漫画 矢部太郎さん

 

認知症専門のお医者さんと3家族の話です。

認知症についてまだ知らないことがいっぱいありました。

 

「知っていればもう少し優しくできたかもしれない。」

「知識があれば最後の時に笑顔で見送れる。」

 

矢部さんの優しいタッチの漫画が

重くなりがちな内容をほのぼのとあたたかい印象に変えています。

 

 

 

 

認知症の一歩手前がMCI(軽度認知障害)だそうで

その段階だったら認知症への進行を

ゆっくりにすることができるのだそうです。

 

母も一時期 認知症かと思って

病院で検査を受けたことがあります。

でも 認知症ではありませんでした。

うつ病でした。

もの盗られ妄想が出て

その度に大騒ぎ。

その時は一緒に住んでいなかったので

泥棒はご近所さんだと思い込み

そのせいでご近所付き合いも悪くなってしまいました。

その時の記憶はまだ母にもご近所さんにも残っていて

母はあの時に色々なくなったと

今でも思い出したように言うことがあります。

ご近所さんとはギクシャクしたままです。

ワタシはその時の大騒ぎの記憶が蘇り

違う違うと言ってしまい

ケンカみたいになります。

それ以外は穏やかに過ごしている母です。

くも膜下出血での手術のあとは

右手の力が弱くなったり

歩くのがゆっくりになったりしたけれど

記憶も残っているし話もできるし

自分で動くこともできるので

これはありがたいことだなと思います。

 

 

いいなあと思ったのは お医者さんの言葉です。

P32

「薬を飲みながら

 日々をイキイキと過ごしてください」

「どんどん外に出て

 体を動かして

 脳を活性化しましょう

 仕事があったら続けたり

 家の手伝いなどをしてください」

 

認知症になっても なっていなくても

どんどん脳に刺激を与えることは良い。

母にも一応

家事で自分の仕事だと思って

やっていることがあって

ワタシがする方がはやいことや

やり直しをしなければいけないこともあるけれど

やっぱり自分が役に立っていると思えることがいいみたいです。

だから母ができるうちは意欲がある間は

できることをやってもらおうと思います。

仕事を取り上げないということも大事なんですね。

 

 

P47

「ご家族が怒ったことで

 認知症が進行したケースはありませんよ」

 

この言葉にも救われました。

怒ってもいいんですね。

自分が我慢しなくてもいいんですね。

 

P50

「試すのはやめませんか?

 不安ではなく

 安心を与えてあげてください」

 安心=情報

 

時々ワタシも

母を試すようなことがあって

これはいけないなと反省しました。

 

認知症の症状の「幻覚」が見られたら

P70

「否定しても意味がないんです」

「幻覚が見えている人には話を合わせるんです」

 話を合わせる=相手の話に興味を持って聞くこと

「受け入れられると気持ちが落ち着くんです」

 

もし「幻覚」を見るようになったら

否定しないで

怒らないで

どんなものが見えているのか

話を聞くようにしたいと思いました。

 

P75

「なぜか決まって『お金盗った』と言われるのは

 一番患者さんの面倒を見ている人なんです」

P76

「だから一番頼りにしている人に

 いつも意識が向いています」

「『お金盗った』は

 あんたがいないと困る!

 の裏返し…」

 

この言葉を知っていれば救われるかも。

実際はすご〜く大変だろうけれど

少しは優しくできるかも。

 

 

認知症の家族を施設に預けることに

罪悪感を覚えてしまう残りの家族に

入所させたら負担がゼロになるわけではない

まだ大変なんですよ

と教える場面

まだまだできることがあるという場面がありました。

 

介護する人まで倒れないようにすることが一番。

 

認知症の症状について

そしてその対処の仕方について

少し知れたことがよかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ ↓  いつもありがとうございます 

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