ひねもすのたり リタイア生活〜衝動的早期退職ひとり

衝動的に早期退職を決めてしまった。2021年4月リタイア生活開始。

とても読みやすい本でした 「オードリー・タン」の誕生 だれも取り残さない台湾の天才IT相

どうしてみんなが同じことを学ばなければならないのだろう

 

石崎洋司さんの

だれも取り残さない台湾の天才IT相

「オードリー・タン」の誕生

を読みました。

 

児童書のところにおいてあった本。

図書館で借りてきて

午後から読み始め

夕方には読み終わりました。

読み始めたら止まらなくなり

最後まで一気読みでした。

オードリー・タンさんと言えば

新型コロナウイルスが流行し始めた時に起こったマスクパニックの時に

その名前を聞きました。

 

台湾ではアプリを使って

マスクが平等に買える仕組みができたそうだ

その仕組みを作ったのが

IT大臣であるオードリー・タンという人物らしい

と聞いたことからどんな人なんだろうと興味を持っていました。

 

その疑問に答えてくれる本で

とても読みやすく分かりやすい文章でした。

全ての漢字に読み仮名がついているので

子どもでも読めるように書かれたものかもしれません。

(児童書のところにあったしね。)

そのおかげで難しい専門用語を優しい言葉で説明されており

私にも理解しやすい内容でした。

難しい内容を簡単に分かりやすい文章で書くことは

とても難しい。

作者の石崎洋司さんに感謝です。

 

オードリー・タンさんは天才ということなので

何もかも順調に進んできたのかと思っていたら

そうではありませんでした。

4歳で心臓の病気の手術を受けるまでは

運動もできず

小さいうちから命の儚さを感じて生きていたとのこと。

そして幼稚園に通うと

どうしてみんなと同じことをしなければならないのだろう

と悩むことになります。

そしてその悩みは中学校を中退するまで続きました。

当時の台湾の教育システムは

オードリー・タンさんの能力を活かすことはできなかったのです。

(日本はもっと活かせないと思うけど)

子どもに最適な教育を受けさせるために母父は

住むところを変えて探し回ります。

学校関係者の中にも理解者が現れます。

何よりも本人の力で切り開いていくのがすごい。

 

この伝記を読んで

どのようにして彼女が生きてきたかが分かり

彼女がとても魅力的であたたかい人物だと感じられました。

彼女が目指すもの

「おおまかな合意」

「だれも取り残さない」

少数派の意見も大事に生かしていくところ

透明性=情報を公開していくところ

がとてもいいなあと思いました。

教育改革も進んでいるとのこと。

なんだか夢が広がる。

 

オードリー・タンさんのことを知る入門書として

とても良い本だと思います。

 

言語と教育とインターネットは

世界を大きく広げるなあ。

 

 

 

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