ひねもすのたり リタイア生活〜衝動的早期退職ひとり

衝動的に早期退職を決めてしまった。2021年4月リタイア生活開始。

自治会から脱退

母はこれまで実家の地域の自治会に入っていました。

と言っても

ワタシの所で生活しているので

名簿に名前が入っているだけ。

それでも自治会の年会費一万円はもちろん払っていました。

 

ちょうど母が入院している時に

母の携帯に電話がかかってきました。

 

自治会長さんからです。

来年度(令和4年度  4月1日より)の自治会どうする?

と 聞かれ

母に聞いてみます。

と言って電話を切りました。

 

昨年度も同時期にそのような問い合わせの電話があり

その時は 母は残る意思がありました。

ワタシのリタイア直前から

母は車の運転をやめ

実家に自分で帰ることはなくなっていました。

実家に住んでいないので

配布物がポストに投函されていくだけでした。

 

今回は 入院中で

その上 命もどうなるかわからないという時をやっと脱した時期。

一応リモート面会で

母に聞いてみました。

すると 入らないという返事が返ってきたのでした。

今思えば判断がしっかりできない時期でした。

後から聞くとその時期の記憶は母にはありません。

 

しかし、その時は今後どうなるか分からないし

実際その地区に住んでいないし

なんとなく自治会の方も

脱けていいんだよ(どちらかと言うと脱けて欲しい)という雰囲気が

昨年の問い合わせの時にも感じられていたので

良い機会なので自治会を脱退することにしました。

 

そのことを自治会長さんに伝えると

脱退するには

役所に行って脱退届けを出さないといけない

と言われました。

 

時間は自由になるので良いのですが

加入している自治会に伝えるだけでは脱退できないのですね。

 

昔 まだワタシが子どもの頃は

税金関係の一部も自治会で集金して回っていて

なんだか個人情報も何もないな

各戸 集金して回るのはすごい労力だなと思っていました。

役所がしなければいけない仕事を

自治会が肩代わりしているみたいで

江戸時代の五人組のような縛りがあるようで

ワタシはそれが嫌でした。

今はそのような集金はなくなったようですが

その年の係になると

配布物を配って回ったり

自治会の行事の世話をしたり

やっぱり今でも色々仕事があるみたい。

 

 

とにかく役所に

自治会脱退届けなるものをもらいに行きました。

そこで記入して終わりと思いきや

そうではありませんでした。

書いて出したら脱退できるわけではないのでした。

 

なんと自治会長さんのサインがいるとのこと。

はあ。会いにいかなくてはいけないのか〜。

電話をするだけでもすごくエネルギーを使うのに

こんなの苦手です。

 

でも出さないといけないので

自治会長さん宅にサインをもらいに行きました。

その脱退届けには

他にも自治会長さんが記入するところがあり

今は分からないから

後で書いてこっちで出しておくよ

と言ってもらい よかった〜と思いました。

もう一刻も早く帰りたいのですが

自治会は抜けても

お墓の管理料とかもあるらしく

その分を支払いました。

遠くに住んでいる人も

数年分 払っているよと言われて

ワタシも数年分払いました。

一万円以下でした。

自治会を脱けても

関わらないわけにはいかないのですね。

 

しかし

そこで話は終わりません。

 

今年は異動はなかったの?

とさりげなく

ワタシの仕事先を探ってきます。

田舎の情報網はすごく

ワタシの仕事先は大体どのあたりかぐらいは

もう 先方は知っています。

幸い最後の職場は遠方だったので

詳しい情報は伝わっていませんでした。

 

hinemosunotarifire.hatenablog.com

 

ふう〜。きたか。やっぱりきたか。

でもワタシは もういいかと思っていたので

もう辞めるんですと言いました。

(本当は一年前に辞めていますが)

 

えっもう定年?

 

いいえ 勧奨退職です。

 

そうなの?

もったいない気もするけど

それもありかもしれないね〜。

 

母が病気のために

ご近所さんに迷惑をかけたことを知っているので

もしかしたら

母の介護のために辞めたと思われたかもしれません。

 

お母さんの調子はどう?

と聞かれ

つい

あんまり良くないです。

と答えてしまいました。

実際 あまり良くなかったので

これは嘘をついたことにはならないのですが

相手は

うつ病の具合が悪いと思ったかもしれません。

でもそれ以上話すと

入院していることなど話してしまいそうになるので

話を切り上げて

やっと帰ってきました。

 

どうしてでしょうね。

やっぱり嫌なのです。

一人に話すとその情報は

ご近所中に広まります。

ほんと田舎の情報網はすごいのです。

誰の息子はどこで何の仕事をしているか

どこに住んでいるかなど

大体知っているのです。

ワタシはそんなところに暮らしたくないです。

噂話が最大の娯楽なんでしょうか。

嫌です。

 

ワタシが仕事を辞めたことは

すぐに

実家のご近所さんたち

みんな知ることとなるでしょう。

 

しかし これで平日に実家に行っても

いらぬ勘繰りをされることはないでしょうから

曜日に関係なく動けるようになりました。

昨年の1年間は

休みの日しか実家に行かなかったので。

 

退院した母に

自治会を脱退したことを知らせると

また戻りたい時は戻れるでしょ

と言いました。

やっぱり残りたかったのかな。

どうしても戻りたい時は

再加入すればいいかも。

でも たぶんそんな気にはならないと思います。

仲の良い友達はもういないし。

母のように子どものところに行った方々が多いです。

 

ということで

母は自治会を脱退しました。

 

自治会脱退の手続きは

なんだか効率が悪く

行ったり来たり無駄なことが多いような気がしました。

こういう無駄なことがまだまだいっぱいあるんだろうなあ。

 

でももう終わったからほっとしています。

 

 

 

 

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