垣谷美雨さんの
「うちの父が運転をやめません」を読みました。
主人公は
都会に家族3人で住む 猪狩雅志。
そして雅志の両親は田舎に住む。
運転免許を持つのは78歳の父親のみ。
バスは数時間に1回だけ。
大型スーパーができたために個人商店は少なくなってきた。
その大型スーパーまで撤退する動き。
買い物はどうなるのだ。
何をするにも車が必要。
車なしには生活できないのだ。
高齢ドライバーの事故のニュースを見るたびに
父親の車の運転が不安になる雅志。
そして説得をするも父親は車の運転をやめる気はない。
読み終わってほっとしました。
明るい未来が見えてくるような気がしました。
読後感がいい。
ワタシは最後の1行でつい涙が出てきてしまいました。
雅志は父親の運転をやめさせるために
どうしたのか。
なかなかいい解決法だったと思います。
雅志も両親も息子も田舎の近所の人も
みんなが元気になる結末で読んでいてうれしくなりました。
こんなになったらいいなあ。
この小説の中ではうまくいったけれど
現実には
田舎の交通事情は厳しいものがあります。
バスも少ないしタクシーはすぐにはやってこない。
やはり車がないと大変不便です。
母はワタシがリタイアする少し前に車の運転をやめました。
(でも免許証だけは更新したいようです。)
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しかし病院に行くにも
銀行に行くにも
実家に帰るにも
墓参りに行くのにも
用事を済ませるにも
車がないことにはどうにもなりません。
その度にワタシが運転して連れていくことになります。
ワタシは母の運転手になるためだけにリタイアしたわけではないけれど
それでも母の用事で運転することは結構な回数となり
自分の用事とも重なると全くフリーという日が少ない月もありました。
まとまった日数が取れなくて
ちょうど新型コロナ感性が落ち着いている頃は
旅行にも行けずじまいでした。
(まっ編み物に夢中になっていたのもあるか。
土日を避けて行こうとしたのもあるか。)
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母は運転手(ワタシのことです)がいるからいいけれど
将来 ワタシ一人になって
車の運転ができなくなる頃は
どうなるのだろうかと思います。
そのころは自動運転の車とかが普及して
安くで利用できるようになっているといいな。
いや都会に住んでいるかしら。
施設に入っているかしら。
垣谷 美雨さんの小説は おもしろい。
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