初めての海外旅行は
大学の卒業旅行でした。
バイトで貯めた貯金で
20日間のツアーに友達と参加しました。
貧乏ツアーで
移動と宿は確保してあるものの
ほとんどが自由時間の多いツアーでした。
ある時は
夜中の3時にモーニングコールがなり起こされて
訳がわからないでいたところに
ドアの隙間から入れられたメモを見つけて
びっくり仰天。
飛行機の便が変わり
3時半にホテル発になっていたのを知って
大慌てて準備しました。
その連絡が来る前に
ワタシと友人は疲れ果てて寝入っていたのでした。
危ない危ない。
旅も終盤の頃。
パリに着きました。
ホテルは ニッコー・ド・パリだったと思います。
名前を覚えているのは
これまでこのツアーで
そんないいホテルに泊まったことがなかったから。
でも部屋の様子とか全然覚えていないのよね〜。
相変わらずツアーは自由時間が多くて
その日は友達とベルサイユ宮殿に行こうとしたのです。
ホテルの近くに駅があり
そこで目的地までの列車の切符を買おうとしました。
目的の駅名だけは覚えていて
英語で買おうとしたのかもしれないけれど
その時 窓口で出てきた言葉は
べるさいゆ・りぶ・ごーしゅ・
お・う・ふ・く
これでした。
多分、お・う・ふ・く って言った時
指を ⇆ 左右に動かしたんだと思う。
そうしたら
通じました。
駅員さんが身振り付きで
行く時はこっちのチケット
帰りはこっちのチケット
と言いながら
2名分のチケットを渡してくれました。
この時のやりとりを今でも覚えているのは
初めての海外旅行で
日本語で列車のチケットが買えたという体験が
とても印象的だったからです。
身振り手振りで
往復のチケットを手に入れられた
という成功体験が旅を楽しいものにしてくれました。
ベルサイユ宮殿は
やっぱり「バルサイユのばら」から
一度行きたいと思っていたところ。
オスカルの大ファンだったなあ。
宮殿の中もすごかったけれど
やはり広大な庭園を歩き回ったのを覚えています。
漫画の中に出てきた場面を探し回りました。
初めてのパリの駅で
ベルサイユ宮殿近くの駅までの
列車のチケットを手に入れ
ちゃんと目的地に行くことができたという
旅の楽しい思い出です。
今朝
散歩しながら
ふと記憶の片隅から浮かんできた旅の思い出でした。
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